GWもひと段落です2022年05月05日

新緑

GWの連続開館期間が終了しました。ご来館いただいたみなさま、ありがとうございました。6日は休館日ですのでご注意ください。7―8日は館長はお休みですが開館します。館の前の楓の古木も若葉が茂って、ミツバチが花に集まっています。松本は新緑の良い季節になりました。皆様お越しください。

桜が見頃です2022年04月10日

弘法山の桜

松本は初夏のような良いお天気の日曜日でした。博物館近くの弘法山の桜も今が見頃です。普段よりかなり車が混んでいます。松本城の桜も満開です。今週末でも大丈夫でしょう。

オープンしました2022年03月19日

ラジオのはじまり展

3月19日、冬季休館を終えて、ぶじオープンしました。企画展「ラジオのはじまり」展では、電波を使い始めてからラジオ放送が始まるまでを取りあげていますが、初期の火花式送信機のコーナーではアマチュア無線のご先祖様の機器を展示しています。

日本では真空管式になってからアマチュア無線が認められましたが、アメリカでは火花の時代から始まっていますので、この時代の機器も残っています。長波が主流の時代に、遠くへ飛ばないと思われていた1MHzより上の短波帯をアマチュアに割り当てていました。そうしたら、アマチュアが手作りした小さな送信機で大西洋を横断した交信ができることが実証されたのです。まだ電離層反射が発見されていない時代にアマチュアの実験が電波利用の新しい世界を切り開いたわけです。

アマチュア無線が公式に認められているのも、この功績があってのことです。電波を使い始めたパイオニアたちの機器をご覧いただければと思います。これから暖かくなる春の松本に、皆様お越しください。

DMが準備できました2022年02月27日

DM準備完了

やっとDMの準備が終わりました。結局いつもの館内での作業に。300通ほど準備しました。封筒がなくなりそうになって焦りましたが、何とか間に合いました。不自然な姿勢でラベルを張るので腰に来ます。展示の準備もあと少しです。今週末で準備がすべて終わる予定です。

最近では珍しいマイナス10度を切る日が続いていましたが、やっと暖かくなってきました。このまま春になるといいですね。

出展目録ができました2022年02月20日

出典目録表紙

企画展#ラジオのはじまり の出展目録ができました。noteのページhttps://japanradio-museum.note.jp/n/n9c749191f2a4#0GcIy
からダウンロードできます。

企画展の展示品の紹介2022年02月20日

米国マルコーニ社の株券

企画展に出す米国マルコーニの株券です。イギリスのマルコーニ社は、ライセンスを武器に世界の無線電信を支配しました。大西洋の反対側の米国にも支社を作り、その勢力を伸ばしていきました。火花式の無線機なら、本来はどの無線機とも交信できるはずですが、マルコーニは自社の無線機を搭載していない船と交信しない姿勢を貫きました。特に遭難時などに大きな問題を生じたため、各国は国際会議を開きましたが、マルコーニは参加しませんでした。

アメリカはマルコーニの独占を打破するために国内各社のライセンスを集めて国策会社RCAを設立しました。そして第1次大戦の戦時立法により米国マルコーニの活動を停止させ、株式をRCAに強制的に売却させました。この株券も1920年に売却のためにキャンセルされています。

ダイレクトメールの準備中です2022年02月19日

DM準備

寒いですね。チラシの印刷が上がってきたので、今日は企画展「ラジオのはじまり」のダイレクトメールを準備しています。普段は博物館で準備するのですが、閉めている博物館は寒いので、暖かい自宅のダイニングテーブルで作業しています。

300通ほど出すので結構大変ですが、少しずつ数が増えているのはうれしいです。企画展の準備もあと少しです。展示が固まらないと出展目録が作れないので、いつもぎりぎりになります。

エナメル線の起源2022年02月13日

電気之友明治39年9月号

週末は自宅にこもって明治時代の雑誌『電気之友』を読んでます。雪が降りそうで寒いですからね。

明治39(1906)年9月号に、ドイツ、アルゲマイネ(AEG)社が新絶縁線の「エナメル線」を発売したという記事がありました。今ではなんでもない当たり前の物でも、何事も最初があるのですね。

ラジオが始まったころはエナメル線より絹巻線のほうが一般的なので、ここまで古いものとは思いませんでした。本来は、被覆が薄いために高圧大電流の発電機などの巻き線を高密度に巻くためのものだったようです。細い線がなかったのか、高価だったのか、理由はわかりませんが、日本では1930年代から一般的になるようです。

ということは昨年はエナメル線発売115周年記念?。誰もお祝いしてくれなかったようですがAEGに感謝しないといけないですね。

明治時代の資料を読んでいます2022年02月06日


企画展のために初期の無線の資料と格闘しています。コロナで休日は家にこもっているのでちょうどよいのですが・・・。
資料は日本初の電気の専門誌「電気之友」です。ほとんどは発電や電気鉄道の関係なのですが、電信・電話とともに20世紀にはいると無線電信の記事が増えてきます。

マルコーニやテスラが「時の人」だった時代、ちょうど日露戦争で無線の威力が伝わったころです。まだタイタニックは沈んでいません。ホワイトスター海運や、ライバルのキュナード社の客船にマルコーニの無線が付くという記事がありました。

真空管も鉱石検波器も存在せず、火花送信とコヒーラが実用品だったころの話です。

やはり当時の資料を読むと、時代の見方が変わってきます。一次資料とまではいかなくても、歴史書だけでなく、当時の資料を読むことは大切だと思いました。寄贈いただいてから10年近くたって初めてきちんと読みました。資料はいつ必要になるかわからないものですね。

興味深い誌面の実物を展示したいと思います。

BC-348をテストしました2022年01月03日

BC-348

米軍の大型機用の受信機、BC-348のジャンクを年末に入手したので、チェックしてました。この受信機はB-17, B-24, C-47(DC-3), B-29などの大型機に搭載されて第2次大戦中に主力として使われました。
今回手に入れたものは、銘板がなくなっているので正確なところは不明ですが、長波のバンドがない初期型の-Bか-Cのようです。

飛行機のDC24Vで動作し、B電圧はダイナモで発電して昇圧しています。多くのBC-348同様AC電源に改造されています。改造と修理はハム歴50年以上の大ベテランJA2GWさんが1999年に実施したもので、完全に調整されていました。さすがに液が漏れだしていたオイルコンの一部を交換しました。

大型のレシプロエンジンが回る環境で使うために、今でいうEMC対策が厳重に施されています。戦闘態勢での使用を考慮して機能は最小限に整理され、使いやすさを徹底的に追及しています。

部屋を薄暗くして、パイロットランプの明かりを頼りに、アマチュアの電信や短波放送に耳を傾けながら、エンジン音が響く機内でヘッドセットをかけて通信に集中していた当時のラジオオペレータに思いをはせていました。