BC-348をテストしました2022年01月03日

BC-348

米軍の大型機用の受信機、BC-348のジャンクを年末に入手したので、チェックしてました。この受信機はB-17, B-24, C-47(DC-3), B-29などの大型機に搭載されて第2次大戦中に主力として使われました。
今回手に入れたものは、銘板がなくなっているので正確なところは不明ですが、長波のバンドがない初期型の-Bか-Cのようです。

飛行機のDC24Vで動作し、B電圧はダイナモで発電して昇圧しています。多くのBC-348同様AC電源に改造されています。改造と修理はハム歴50年以上の大ベテランJA2GWさんが1999年に実施したもので、完全に調整されていました。さすがに液が漏れだしていたオイルコンの一部を交換しました。

大型のレシプロエンジンが回る環境で使うために、今でいうEMC対策が厳重に施されています。戦闘態勢での使用を考慮して機能は最小限に整理され、使いやすさを徹底的に追及しています。

部屋を薄暗くして、パイロットランプの明かりを頼りに、アマチュアの電信や短波放送に耳を傾けながら、エンジン音が響く機内でヘッドセットをかけて通信に集中していた当時のラジオオペレータに思いをはせていました。

あけましておめでとうございます2022年01月01日

Tiger Battery のラベル

新年あけましておめでとうございます。
日本ラジオ博物館は今年、開館10周年を迎えます。
来週末から企画展の準備を再開します。
「ラジオのはじまり」展、ご期待ください。

寅年ということで、Tiger Battery の銘板の写真をお見せします。
タイガー電池製作所は、1921(大正10)年に大阪で創業し、自動車及びラジオ用の蓄電池を製造しました。社名は創業者の戸根虎次郎の「虎」から取ったものです。マークがG.E. の"Tunger" と似ているのはご愛敬。

同社はラジオの交流課とともに電池からラジオに業態転換し、三菱電機のラジオのOEMを請け負うところからスタートして「コンサートン」ラジオでラジオ業界の一角を占めるようになります。

みなさまよいお年を2021年12月31日

年越しそば

いろいろあった1年でしたが、おかげさまで無事に年を越せそうです。
きょうはおいしい信州そばとビールで年越しです。

今年の紅白は有楽町東京フォーラムからです。ホールだけでなくて、ガラス棟も会場にしているようです。渋谷のNHKホールを離れるのは50年ぶりかもしれません。ここだったら宝塚劇場からの移動も楽だったのに・・・なんてことを言っていると年がばれます。そもそもそのころ東京フォーラムはないですし。

みなさまよいお年を

2021年が暮れていきます2021年12月30日

年の瀬のカモ

今年も押し詰まってきました。博物館はお休みですが、年末は何かと忙しいですね。東京だけでなく、長野県内でもコロナが少しずつ増えてきているようで、ちょっと心配です。お正月は静かにラジオの修理や企画展の準備をしながら家で過ごします。

公園のカモさんはいつもと変わらず、静かに過ごしています。
まあ、年末もお正月も関係ないでしょうが、癒されます。

「青天を衝け」の最終回見ました2021年12月26日

オリジナルの中継器

本日、大河ドラマ「青天を衝け」の最終回を見ました。いつもと違ってラストに小さな字での字幕でしたが、ちゃんとクレジットしていただけました。

今回、一番大変だったのは録音アンプなどの機材の復元でした。オリジナルの写真を出しますが、この雰囲気で再現するために、似たような計測器の箱を持ってきてパネルを作りました。真空管がむき出しになったところも再現したのですが、これは撮影スタッフに苦労をかけることになりました。ナス管は銀色に光っているので照明などがすべて映り込んでしまうわけです。返却されたものを見たら真空管にうっすらと白い粉が振りかけられてました。

中継の準備で、機材をセッティングするシーンの部分はもっと編集されるかと思いましたが、撮影された素材のかなりの部分が使われたようです。がんばった分、たくさん映っていたのでうれしいです。

29日午後1時5分から再放送があります。見逃した方はぜひ。

大河ドラマ、最終回に協力しました2021年12月19日

セットに並べた中継機材

次の日曜日(26日)放送の大河ドラマ 『青天を衝け』 最終回で使われるラジオ中継用機材について、当館が協力しました。

昭和6年9月6日、亡くなる2か月前の最晩年、渋沢栄一は自宅よりラジオの講演放送を行いました。個人宅からの中継放送としては初期の事例です。大河ドラマの最終回では、この中継の場面が再現されます。

当館に協力の依頼があり、当時のマイクロホン2本、レシーバ2個、モニター用ラジオ(Radiola 24)、バッテリー5個を揃えました。中継用のアンプやミキサーは、写真をもとに当時の部品で外観のみ再現しました。

写真は許可をいただいて撮った撮影後の渋沢邸のセットです。自宅で眺めていると粗が目立つ再現した機材も、リアルなセットにきちんとセッティングされて照明が当たると本物らしく周りに溶け込んでいます。さすがです。
放送の際は協力のクレジットを入れていただけるそうです。よかったら見てください。

今週末が今年最終公開日です2021年12月10日

収蔵庫
明日、あさってが今年の公開最終日です。企画展「焼け跡のラジオ」も最終日です。一番得意で興味のある時代を取り上げた企画展でした。

ここで非公開の収蔵庫を少しお見せします。時代ごとに部屋を分けて整理していますが、これは終戦直後のラジオの部屋です。今回の企画展の展示品はここから選びました。この写真で部屋の半分くらいが写っています。

次の企画展を考えています2021年11月29日

初期のインダクションコイル

もうすぐ12月です。12月13日から3月中旬まで冬季休館に入ります。開館する週末も今年はあと2回になりました。寒くなってきましたが、感染対策にご注意の上、皆様お越しください。

来年、当館は4月で開館10周年を迎えます。2020年のラジオ放送100年記念は、コロナのせいで全く話題になりませんでした。これから準備する来年の企画展は「ラジオのはじまり」です。

電波が発見され、実用化された初期の火花送信機とコヒーラの時代から、ラジオ放送が始まるまでの古典的な世界を紹介します。写真は今世紀初頭の誘導コイル(リュームコルフコイルとスパークギャップです。

秋の観光シーズンです2021年11月14日

紅葉

松本では紅葉が里に下りてきました。博物館があるお屋敷の庭のモミジも赤く色づきました。当館もやっとお客様が戻ってきました。
昼はまだそれほど寒くありません。秋深まる松本に皆様お越しください。

秋が深まってきました2021年10月31日

庭の紅葉

博物館があるお屋敷の庭の木々も色付いてきました。
お客様がいないときに落ち葉を掃いています。
今日は気持ちの良い秋晴れでした(午後から曇りましたが)。
昼間はそれほど寒くもなく、とても良い観光日和です。

当館もお客様が本格的に戻って来たようです。
秋の松本にぜひお越しください(やっとこれを言えました!)。
当館も冬休みまであと1ヶ月半、がんばります。

標高が高いところはすでに積雪もあります。
山岳部に向かわれる方は、車のタイヤも含めて冬支度をお忘れなく。