常設展の改良 その2 ― 2018年08月05日
三菱電機がフランスのデザイナー、ピエール・カルダンにデザインを依頼したラジオ(写真左)を展示しました。このラジオができた1964年ころは、まだフランスのファッションブランドの製品が日本で販売されることはまだ一般的ではない時代です。それでも当時最も勢いのあったピエール・カルダンは日本市場に注目していました。
三菱とピエール・カルダンのコラボについての事情ははっきりしませんが、社内デザイナーの育成が間に合わない中堅以下のメーカが欧米のデザイナーに依頼することは、このころ自動車業界でもよく見られました。
地味な家電メーカとフランスのファッションデザイナーとの関係がうまくいかなかったのか、三菱とピエール・カルダンの協力の成果はこの1機種だけだったようです。その後しばらく、このような女性向けのデザインのラジオが三菱から出ることはありませんでした。
このデザインは香港のメーカに売却されたといわれ、よく似たデザインの無名品が存在します。
三菱とピエール・カルダンのコラボについての事情ははっきりしませんが、社内デザイナーの育成が間に合わない中堅以下のメーカが欧米のデザイナーに依頼することは、このころ自動車業界でもよく見られました。
地味な家電メーカとフランスのファッションデザイナーとの関係がうまくいかなかったのか、三菱とピエール・カルダンの協力の成果はこの1機種だけだったようです。その後しばらく、このような女性向けのデザインのラジオが三菱から出ることはありませんでした。
このデザインは香港のメーカに売却されたといわれ、よく似たデザインの無名品が存在します。
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