フラットビジョンを展示しました2020年10月04日

フラットビジョン

秋になり、過ごしやすい気候の松本です。
この土日は少しすっきりしないお天気です。

平成時代の展示に、パナソニックのフラットビジョン(1993年)を展示しました。これは、微小なブラウン管を数万個並べて厚さ10㎝のフラットテレビを実現したもので、どちらかというとプラズマディスプレイに近い技術です。

薄型カラーテレビとしては市販された第1号ですが、14型で28万8千円と高価で、最初の機種が少数(300台といわれる)生産されただけで後が続きませんでした。同社のフラットディスプレイは、1996年にプラズマの1号機が出て本格化しました(これも26型で98万円でしたが・・・)。

残念ながら動作しませんが、この貴重なフラットビジョンをシャープの液晶テレビ「ウィンドウ」(1995年)と並べて展示しました。

工芸の五月 in Autumn に参加します2020年10月10日

工芸の五月公式ロゴ

台風14号の接近で強い雨が降っています。
朝から薄暗く、肌寒い週末です。
室内は20度近くあるのですが、まだ慣れていないのか、フリースを引っ張り出しました。

先日紹介した「工芸の五月 in Autumn」の内容が決まりました。
詳細は公式サイトhttp://matsumoto-crafts-month.com/をご確認ください。
コロナ対策もあって普段より規模は小さいですが、オンラインイベントもあり、また新しい取り組みになりそうです。
今月17日から来月15日まで開催されます。
当館も参加します。空き深まる松本にお越しください。

ワールドゾーン32を寄贈いただきました2020年10月17日

SONY CRF-320
先日、松本市在住の方から、ソニーのBCLラジオの高級機、CRF-320 「ワールドゾーン32」を寄贈いただきました。
1975年にシンセサイザ採用で32バンド・デジタル直読というとてつもない性能で、価格のほうも30万円を超えるという超高額なラジオでした。

当時、スカイセンサー5800すらとても手が出なかった私としては、5800を10台買ってもおつりがくる、こんな高級機は雲の上の存在でした。
実機は初めて目にしましたが、さすがに立派な作りです。
企画展示コーナーには、これより少し古い「ワールドゾーン9」も展示しています。

秋も深まり2020年10月18日

柿の木

土曜日は雨になり、寒い1日でしたが、なぜか松本周辺は車が大渋滞でした。
日曜日は久しぶりの秋晴れです。当館の前庭に、巨大な柿の木があり、色づいた小さな実がたわわに実っています。
山の上は紅葉が終わりかけていますが、市内はこれから月末にかけて葉が色づいてきます。
まだ、それほど寒くはありません。
感染対策はしっかりした上で、秋の松本に皆様お越しください。

CEATECもオンラインで2020年10月19日

CEATEC ONLINE

CEATEC、私の世代だと「エレショー」といったほうが良いかもしれませんが、オーディオフェアと並んで一大イベントでしたね。
80年代から90年代にはAV機器。21世紀に入ると薄型テレビメーカとガラケーのキャリヤが巨大なステージを競い、その後は・・・。
重たいカタログの紙袋を下げて歩いたものです。

そのCEATECも今年はコロナのおかげでオンラインでの開催となります。
巨大な展示会がどのようにオンラインになるのか、想像もつかないのですが、入場登録は無料ですし、どこからでも見に行けますので、ぜひ見に行ってください。20日から23日までです。
https://www.ceatec.com/ja/

CEATEC ONLINE見学2020年10月21日


初日いちばんでCEATECに行ってきた・・・のですが。
初日から昼休み迄、システムがパンクして入場制限がかかってました。
リアルと違ってネットでは行列できませんからね。
国際会議でも、ウェブ会議だと経費も時間もかからないので世界中からリアルの数倍の参加者があるとか。オンラインの物珍しさも手伝って、マスコミを含めて大量のアクセスが予想されることはオリンピックの予約の時でわかっていたと思うのですが・・・。
日本のIT業界、しっかりして、と言うしかありません。

その後回復してからは無事見学できました。
ライブのプレゼンなどを除けば24時間いつでも見に行けるので、特に海外からアクセスするには便利と思います。

しかし、いろいろ工夫されているとは思いましたが、見ていく毎に、これは「展示会」なのかな、という思いが強くなっていきました。
歩きながらいろいろなものや看板が目に入り、何かに興味を持って立ち止まり、話を聞くという展示会の空気はもちろんありませんでした。

このあたりはネットニュースと新聞の違いというところでしょうか。
積極的に興味を持たないものも目に入って、意外な気付きが得られる、新聞紙や書店の棚を眺めるようなリアルの魅力があればと思いました。
将来、VRを応用したリアリティのあるバーチャル展示会が開催されるようになったら、日常的にドイツのIFAやアメリカのCESにも簡単に行けるという楽しい時代になるかもしれません。そのとっかかりとして応援したいと思います。

日本ラジオ博物館が本になります2020年10月27日

『ラジオの技術・産業の百年史』と題して日本ラジオ博物館の収蔵品及び資料を基にラジオの百年史をまとめた本が12月に刊行されることになりました。
コレクションから厳選した数百点の写真と、未公開の資料を掲載し、私が文章をまとめました。100年の歴史は思ったより長く(笑)、500ページを超えるボリュームになりました。お値段は予定よりだいぶ高くなってしまいました(汗)。
くわしくは出版社のサイト
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=101173
でご確認ください。
アマゾン
https://amzn.to/2TsFCtJ
でも予約できます。
イギリスの名著"RADIO! RADIO!"を目にしてから、日本にもこんな本があればと思い、いつかは自分で書いてみたいという夢を抱いていましたが、やっと実現の運びになりました。ご期待ください。

秋晴れの週末2020年10月31日


10月も今日で終わりです。松本は秋晴れのさわやかな土曜日です。
里でもそろそろ紅葉が始まっています。
今日は6名の方にご来館いただき、いそがしくも楽しい1日でした。