博物館で鳴らしているラジオの修理(3) ― 2021年01月02日
翌朝、気を取り直して見直します。外したボリュームはどこにでもあるようなCOSMOSの製品で、スイッチの表示も1回路2接点と同じC-A-Bとなっていますが、テスターで確認してみると、スイッチが入っているときは全ての接点がONになり、スイッチを切ってピックアップに切替えると接点の片方がOFFになるという特殊な物でした。このため、ラジオにしているときはボリュームの片側とIFのカソードが両方アースにつながり、ピックアップに切替えるとIFのカソードが浮くようになります。
量産メーカはこんなカスタムの部品を作れるので修理の時には困りますね。結局ピックアップの端子は使わないので殺すことにしました。
マジックアイは球自体の劣化のようです。状態の良いものを探してきて交換しました。
しばらくテストしたのですが、音が小さくなる現象は出ません。出力管の劣化かなと思います。キャビネットに収めて組み直してしばらくランニングすることにします。
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