キャビネットの修理 (4)2021年02月07日

ローヤルDAT-63

キャビネットの補修が終わったので、塗装を直しました。このキャビネットの塗装は細かいひびが入り塗装がはがれています。これは水をかぶったキャビの特徴です。表面を軽くペーパーでならし、着色用のニスとオイルで仕上げます。たいしてきれいにはならないのですが、完全にはがしてきれいに仕上げる腕はないのでここまでです。この処理もするべきでないという考えもあるかと思いますが、このままだと傷みが進みそうなので、保護するための最低限の処理にしました。もし、将来修復ができるときには元の状態を判断して直せるように、最低限にとどめています。

最後に、シャーシを載せて完成です。明らかにオリジナルとは違うツマミは外して、類似機種を入手した時に作ったレプリカが2個残っていたので取り付けました。キャビもダイヤルも基本同じなので、この判断は間違っていないとは思いますが、証拠はないので、レプリカを付けたことは記録しておきます。