電蓄の修理 (2) ― 2021年03月21日
シャーシの裏側を見ると、かなりきれいです。はんだ付けや配線がきれいで、相当腕の良い人が組んだもののようです。
電源コードはゴムが硬化して危険なので交換。ヒューズがなく、細い針金(コードの芯線を1本抜いたらしい)が巻き付けてあるので、取り除いて正しいヒューズに交換しました。
電源スイッチのYコンデンサは危険なので削除。ネズミにかじられたコンデンサはもちろん交換します。ブロック型の電解コンデンサもリード線がボロボロなので交換、表から見えるので配線だけ切り落として内部にチューブラー型を追加しました。
やっと電源を入れられるのですが、珍しいことにB電源がチョークインプットになっています。おかげでB電圧が230Vくらいしかありません。ハムも大きいので、10μFのケミコンを1個追加してコンデンサインプットにします。これでBが300V近くになり、π型フィルタになったのでハムも小さくなりました。
大電力の放送局だけ何とか受信できるようになりました。何回かスイッチを入れたら電源スイッチが壊れました。虎の子のスイッチ付ボリュームに交換しました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://japanradiomuseum.asablo.jp/blog/2021/03/21/9359291/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。