ゴールデンウィークは ― 2021年05月08日
ゴールデンウィークは7日連続で開館しましたが、地元のお客様が7日で3名のみご来館しただけでした。その分じっくりと見学いただけたようです。連休の間雨が降らなかったのは1日だけ、ずっと強い風が吹く、あいにくの連休でした。
暇なので、契約したばかりのnoteの公式サイトを作ってました。
これからは、松本の博物館の情報はこちらにまとめていこうと思っていますので、https://japanradio-museum.note.jp/もよろしくお願いします。
ついでに常設展を少し改良。三菱電機とピエールカルダンがコラボしたトランジスターラジオのカラーバリエーションを追加しました。
ナショナルシャシーその2 ― 2021年05月10日
直し始めたナショナルのシャーシですが、きちんと直すにはトランスなどの部品が足りません。メーカー品は適当な部品を入れるというわけにいかないので形だけにします。
別のジャンクのキャビネットから純正のスピーカを外してきて、本来この形のシャーシが入っていたと思われる程度の良いキャビネットに入れました。適当なデザインの合うツマミを取り付けて外観はできあがりました。
真空管も失われていたので手持ちのものを付けました。マツダの刻印を揃えたのでいかにもそれらしいのですが、この「ビワコ受信機」は、滋賀県のラジオ商組合のPB商品なので、真空管は安物が付いているのが本来の形です。
シャーシの止めねじの穴位置までぴったり合うので、この形のシャーシで間違いないのですが、型番まで合っているかどうかはわかりません。作ってしまったものなので、記録はきちんと取っておきます。
今年も生まれました ― 2021年05月13日
近所の公園の池のカモさんたちですが、今年もひなが誕生しました。
今日は少し肌寒く、天気も悪いので一列ではなく、ひとかたまりになって泳いでいます。何羽いるのかわかりませんが、かわいいです。
常設展の改良 ― 2021年05月16日
戦時下のラジオのコーナーにRCAの当時最新のポータブルラジオ BP-10を展示しています。このとなりに同時代の国産ポータブルラジオ「ニッサンポータブル」を展示しました。名前のとおり日産自動車と同じ日本産業グループの会社の製品です。RCAがmT管で超小型スピーカが鳴る4球スーパーなのに対して、こちらはベースがない特殊な小型真空管を使った2球再生式で片耳レシーバ付きです。
日本製ポータブルにも、もう少し高級なものもありましたが、ストレート型の4球式で小さめのトランク型の大きさになりました。近いサイズで比較するとこうなります。
ニッサンポータブルの発売は1941年、年末には太平洋戦争が始まる年です。宣伝にはさすがに娯楽用を前面に押し出すわけにはいかず、停電時の非常用、近海漁業用、警防団活動、報道用などの特殊用途向けとされています(一応「旅行に」も用途に含まれてはいます)。
BP-10は少数ですが発売時の1940年に日本に輸入され、『無線と実験』誌に詳細な記事が掲載されました。技術に明るい日本人は相手のレベルを知っていたのです。このレベルの差は軍用無線機の性能や生産能力の差に直結しました。悲しいですがこれが現実です。
日本製ポータブルにも、もう少し高級なものもありましたが、ストレート型の4球式で小さめのトランク型の大きさになりました。近いサイズで比較するとこうなります。
ニッサンポータブルの発売は1941年、年末には太平洋戦争が始まる年です。宣伝にはさすがに娯楽用を前面に押し出すわけにはいかず、停電時の非常用、近海漁業用、警防団活動、報道用などの特殊用途向けとされています(一応「旅行に」も用途に含まれてはいます)。
BP-10は少数ですが発売時の1940年に日本に輸入され、『無線と実験』誌に詳細な記事が掲載されました。技術に明るい日本人は相手のレベルを知っていたのです。このレベルの差は軍用無線機の性能や生産能力の差に直結しました。悲しいですがこれが現実です。
「当館のあゆみ」をnoteで公開 ― 2021年05月21日
ネットミュージアムとして「日本ラジオ博物館」をはじめたときから、サイト上で日々の話題をお知らせしてきた「博物館ニュース」がありました。
2016年からこのブログに移行しましたが(もう5年も経ったのですね)、この「博物館ニュース」のコンテンツを再利用してnoteで「当館のあゆみ」
https://japanradio-museum.note.jp/n/nf64c69ef6229
を公開しました。未公開の工事中の写真なども公開しています。
是非ご覧ください。
元気です ― 2021年05月22日
公園のカモさんのひなは元気です。写真には6羽写っています。
どんどん親より先に泳いでいく元気な子もいれば、お母さんのあとからゆっくりついていくのんびり屋さんも。だんだん個性が見えてきてかわいいです。お母さんもひなと泳ぎながらお食事です。
ただ、こんな箱庭みたいな公園ですが、カラスやノラ猫もいる、それなりにきびしい自然です。この個性が生き残りにどうかかわってくるか。
夏ころに大きくなるまで、まだまだ目が離せません。
電蓄のプレーヤ部修理完了 ― 2021年05月24日
修理を始めた電蓄のプレーヤ部の作業を進めました。モータの注油くらいしたかったのですが、ターンテーブルが何としても外れません。
とりあえず正常に回るのでこれで良しとします。
ボリュームが付いているのですが、完全にシャフトが固まってしまって全く動きません。こんなことは珍しいのですが、とにかく交換です。配線もボロボロなのでシールド線は交換しました。
照明の調子が悪いのでサトーパーツのものと交換、本来はドアスイッチがあって、蓋を開けると電源が入るのですが、展示する時には蓋は開けっ放しなのでスイッチは省略してショートしてしまいます。
ピックアップは知り合いにオーバーホールに出してできあがってきたので取り付けてテストしました。テスト用のアンプとスピーカをつないでSP盤をかけてみます。回転も正常で音量、音質ともに良好です。
このテスト用のアンプですが、私が学生の時にはじめて作った真空管アンプです。昭和22年のラジオ技術に載っていた6F6シングル小型アンプの製作記事をもとに作りました。6F6は手に入らないしメタルチューブは好きではないので6SJ7 42 80 に置き換えました。フィールド型SP用の出力端子までそのまま再現しましたが、いらなかったですね。
予算の関係でモノで作って、後からもう1台作ろうとしたのですが、結局2A3シングルのステレオアンプを組み立ててしまったので、そのままお蔵入りしました。30年ぶりに引っ張り出して復活です。SPの試聴用に便利なので、使いやすいようにセットアップしようと思います。
もうひと家族 ― 2021年05月25日
1羽だけのひなを連れた親子がいました。元気そうです。
少し暑いですが、さわやかな良い季節です。
高度成長の記憶展の記録を公開 ― 2021年05月26日
noteに2014年に開いた企画展「高度成長の記憶」の記録を公開しました。今の第2展示室の展示のベースになった企画展です。引き続き過去の企画展の記事を公開していきます。
https://japanradio-museum.note.jp/n/nbc2912dcf715
カモさんは元気です ― 2021年05月26日
ラジオの修理をサボっているので今日もカモさんの観察日記です。
9羽のひなとお母さんがそろってお食事中です。最初に見た、ひとかたまりで泳いでいた家族のようです。かわいいです。
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