コロムビアRG-700を展示しました ― 2021年07月25日
高い青空にせみ時雨、真夏の博物館はエアコンをかけてはいますが、そこは土蔵のメリットで少し涼しいです。
第2展示室に柳宗理の名作、コロムビアRG-700型卓上電蓄を展示しました。1952年とは思えない進んだデザインの電蓄は外観を変えずにRG-701型に代わって1957年頃まで販売されました。
この機種は第1回工業デザインコンクールの第一席に選ばれたもので、コンクールの協賛企業の課題に答える形でデザインされました。コンクール第一席の柳宗理の銘板が本体背面に、メーカのプレートがプレーヤ部に、それぞれ同じ大きさで付けられています。
このデザインを生かすためにシャーシの位置が高く、フォノモータの前に回り込むように配置されているので整備性にしわ寄せがきてしまっています。
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