第3波が2021年01月06日


1都3県に緊急事態宣言が出そうです。長野県内でも今日、50名(たぶん最大)の感染者が確認されました。一応緊急事態宣言は1ヶ月とのことですが、専門家はもっとかかりそうな意見です。もし2か月ということになると、春の開館の時期にかかってきます。無事に再開できると良いのですが、安全第一で状況を把握して適切な判断をしたいと思います。

6球スーパーの修理(3)2021年01月06日

修理風景

修理の続きです。1mくらいのアンテナ線をつないでボリュームをいっぱいに上げるとやっと聞こえる程度の音量です。出力管(42)のグリッドの電圧を計るとプラスに振れています。例によってカップリングコンデンサの絶縁不良です。交換してグリッドバイアスは正常に、音も少し良くなりましたが、音量は小さく、ノイズに埋もれています。IF段(6D6)のスクリーン電圧が少し低いようなので、カップリングのケミコンを交換したら少し電圧が上がりました。音量は変わりません。

ボリュームはだいぶ前に交換されていましたが、すでにガリが出ています。補修は後回しにして、ボロボロのシールド線だけ交換します。

シャーシから変な振動音が出ています。整流管を触ったら音が止まってB電圧が少し上がりました。ソケットの接触不良のようなので、端子の金具をペンチで少し縮めて補修しました。

しばらく鳴らしていたら突然音が消えました。B電圧が上がり、42のカソード電圧が出ていません。カソード抵抗は正常なので、プレート電流が流れていないということです。42を交換したら直りました。出力管が寿命だったようですが、こんなことは初めてです。

さて、2階から外に10m伸ばしているアンテナをつないでみます。感度が一気に上がって正常に鳴り出しました。回路そのものは正常に動いていそうです。でも、並四じゃあるまいし、RF付の6球スーパーがこんな本格的なアンテナをつながないとまともに鳴らないのは異常です。

このラジオ、本当に最初からきちんと動いていたのでしょうか。アマチュアの手作り品は配線ミスなどで最初からまともでないことがたまにあるので修理に手間取ります。今日はここまでです。