蓄音器の修理 (3)2021年02月12日

蓄音器のテスト

部品の修理が終わったので組み立てます。モーターとボードの間のゴムワッシャは劣化して崩れていましたので、ゴムワッシャに交換します。外れなくて苦労したターンテーブルはシャフトと軸受けを磨いてグリスを塗っておきます。シャフトをたたいたので先端が変形してレコードが入らないので、削って整えました。ターンテーブルの下のネジは今後のために省略します(元々1本足りませんでした)。

組み立ててゼンマイを巻いても・・・動きません。元々モータが落ちかけた状態で調整されていたので、正規の位置にしたらガバナーが止まっています。速度調整レバーの調節ネジを再調整して回り出しました。

最初、適当なテスト用の針でかけていたところ、広域がきつめであまり音が良くなかったのですが、コロムビアの純正の針に交換したらずっと良くなりました。蓄音器はシンプルな分、針が音に与える影響が大きいです。

12インチ盤を片面かけられましたので、1丁ゼンマイのモータとしてはとりあえず合格でしょう。メッキの状態が悪いので展示には向きませんが、実用には良い感じです。

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