大河ドラマ、最終回に協力しました2021年12月19日

セットに並べた中継機材

次の日曜日(26日)放送の大河ドラマ 『青天を衝け』 最終回で使われるラジオ中継用機材について、当館が協力しました。

昭和6年9月6日、亡くなる2か月前の最晩年、渋沢栄一は自宅よりラジオの講演放送を行いました。個人宅からの中継放送としては初期の事例です。大河ドラマの最終回では、この中継の場面が再現されます。

当館に協力の依頼があり、当時のマイクロホン2本、レシーバ2個、モニター用ラジオ(Radiola 24)、バッテリー5個を揃えました。中継用のアンプやミキサーは、写真をもとに当時の部品で外観のみ再現しました。

写真は許可をいただいて撮った撮影後の渋沢邸のセットです。自宅で眺めていると粗が目立つ再現した機材も、リアルなセットにきちんとセッティングされて照明が当たると本物らしく周りに溶け込んでいます。さすがです。
放送の際は協力のクレジットを入れていただけるそうです。よかったら見てください。