今週末が今年最終公開日です2021年12月10日

収蔵庫
明日、あさってが今年の公開最終日です。企画展「焼け跡のラジオ」も最終日です。一番得意で興味のある時代を取り上げた企画展でした。

ここで非公開の収蔵庫を少しお見せします。時代ごとに部屋を分けて整理していますが、これは終戦直後のラジオの部屋です。今回の企画展の展示品はここから選びました。この写真で部屋の半分くらいが写っています。

大河ドラマ、最終回に協力しました2021年12月19日

セットに並べた中継機材

次の日曜日(26日)放送の大河ドラマ 『青天を衝け』 最終回で使われるラジオ中継用機材について、当館が協力しました。

昭和6年9月6日、亡くなる2か月前の最晩年、渋沢栄一は自宅よりラジオの講演放送を行いました。個人宅からの中継放送としては初期の事例です。大河ドラマの最終回では、この中継の場面が再現されます。

当館に協力の依頼があり、当時のマイクロホン2本、レシーバ2個、モニター用ラジオ(Radiola 24)、バッテリー5個を揃えました。中継用のアンプやミキサーは、写真をもとに当時の部品で外観のみ再現しました。

写真は許可をいただいて撮った撮影後の渋沢邸のセットです。自宅で眺めていると粗が目立つ再現した機材も、リアルなセットにきちんとセッティングされて照明が当たると本物らしく周りに溶け込んでいます。さすがです。
放送の際は協力のクレジットを入れていただけるそうです。よかったら見てください。

「青天を衝け」の最終回見ました2021年12月26日

オリジナルの中継器

本日、大河ドラマ「青天を衝け」の最終回を見ました。いつもと違ってラストに小さな字での字幕でしたが、ちゃんとクレジットしていただけました。

今回、一番大変だったのは録音アンプなどの機材の復元でした。オリジナルの写真を出しますが、この雰囲気で再現するために、似たような計測器の箱を持ってきてパネルを作りました。真空管がむき出しになったところも再現したのですが、これは撮影スタッフに苦労をかけることになりました。ナス管は銀色に光っているので照明などがすべて映り込んでしまうわけです。返却されたものを見たら真空管にうっすらと白い粉が振りかけられてました。

中継の準備で、機材をセッティングするシーンの部分はもっと編集されるかと思いましたが、撮影された素材のかなりの部分が使われたようです。がんばった分、たくさん映っていたのでうれしいです。

29日午後1時5分から再放送があります。見逃した方はぜひ。

2021年が暮れていきます2021年12月30日

年の瀬のカモ

今年も押し詰まってきました。博物館はお休みですが、年末は何かと忙しいですね。東京だけでなく、長野県内でもコロナが少しずつ増えてきているようで、ちょっと心配です。お正月は静かにラジオの修理や企画展の準備をしながら家で過ごします。

公園のカモさんはいつもと変わらず、静かに過ごしています。
まあ、年末もお正月も関係ないでしょうが、癒されます。

みなさまよいお年を2021年12月31日

年越しそば

いろいろあった1年でしたが、おかげさまで無事に年を越せそうです。
きょうはおいしい信州そばとビールで年越しです。

今年の紅白は有楽町東京フォーラムからです。ホールだけでなくて、ガラス棟も会場にしているようです。渋谷のNHKホールを離れるのは50年ぶりかもしれません。ここだったら宝塚劇場からの移動も楽だったのに・・・なんてことを言っていると年がばれます。そもそもそのころ東京フォーラムはないですし。

みなさまよいお年を