秋の観光シーズンです2021年10月12日

秋の松本城

日曜日は10月中旬というのにTシャツで過ごせる暑さでした。
それでも博物館前の落ち葉掃きにおわれる季節になってきました。

まだそれほど寒くもなく、良い季節になってきました。
当館も少しずつお客様が戻ってきています。

中心市街地では #フェスタ松本 も開催されています(17日まで)。
まだ油断できませんが、感染対策の上、秋の松本に皆様お越しください。標高の高いところではそろそろ紅葉も終わりかけて、冬のような寒い日もあります。寒さ対策もお忘れなく。

「東京中央放送局聴取感度略図」を展示しました2021年09月19日

東京中央放送局聴取感度略図

昭和3年頃の「東京中央放送局聴取感度略図」を展示しました。埼玉県、新郷の新しい送信所ができて10kW に増力した東京が関東甲信越をカバーしていたころの各地の必要な感度をラジオの種類で示した一般向けの地図です。

「鑛」が鉱石式、数字が真空管式の高周波増幅の段数を示しています。関東平野が鉱石のエリア、長野や新潟では高周波2段、つまりニュートロダイン式以上の高級機が必要ということになります。

電波がイメージより強いように思いますが、これは高さ10メートル、水平部12メートルの「標準アンテナ」を使うことが前提になっているためです。

地方のリスナーには負担が大きく、「全国鉱石化」の限界が見えています。この後長野など、中央放送局管内の主要都市への地方局設置が進められていきます。

絵葉書をA4判に拡大して展示します。

今週末から再開します2021年09月13日

13日より長野県の「集中対策期間」終了に伴い、県内公共施設の公開が再開しました。当館は18日(土)より再開します(20日(月)は祝日のため公開日です)。
みなさま感染対策に十分ご注意の上、ご来館ください。

雑音だらけの玉音放送の謎に挑む2021年09月07日

『昭和二十年夏の日記』表紙

玉音放送には以前から興味を持っていましたが、「雑音だらけ」という証言が多いのには違和感を持っていました。

最近、『昭和二十年夏の日記』という本に出合いました。ここには有名無名、大人から子供まで120人の8月15日前後のの日記が掲載されています。この内容をデータベース風に分析したら、「雑音だらけでさっぱりわからなかった」という玉音放送の定説に疑問が出てきました。どうもこの説には長野県が関係しているようなのです。
くわしくは
https://japanradiomuseum.com/gyokuon.html

コロナ対策のため臨時休館します2021年09月02日

集中対策期間ポスター

長野県のコロナ対策強化のための「集中対策期間」により、明日3日から12日まで、松本市内の公立博物館が閉館となります。この活動に協力して、当館も臨時休館とします。よろしくお願いします。

くわしくは長野県のサイト
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/corona-onegai.html#syuutyuutaisaku
でご確認ください。

状況が好転すれば9月18日(土)より開館しますが、緊急事態宣言の延長があった場合などは臨時閉館を継続する可能性があります。
当館の公式サイト、当ブログ等でご確認ください。

ミゼット型の展示を補強しました2021年08月24日

展示改善

スピーカが別れた形のラジオ(右:ナショナルR-51型)から屋根が丸い形のミゼット(左:シャープ37型)につながる変化はかなり唐突なものに感じます。この間のつながりを示すものとして、過渡期のモデル(中:シンガー)を展示しました。金属製のミゼットという変わったものです。肩の部分の段の部分に、スピーカが別れていたころの名残が感じられます。

実は松下の自社開発1号機として東京放送局の懸賞に出した試作品は、このシンガーのような金属キャビネットのミゼット型でした。
全国で発売することを考えて少し保守的なデザインで市販したら、すでに旧式になっていました。

実はこの3台は同じ年に発売されました。アメリカで1925年頃から1929年にかけて進んだ変化が、5年遅れてラジオが始まった日本にはいっぺんに入ってきました。混沌とした変化の激しい時代を物語っています。

デザインの流れが少しわかりやすくなったかなと思います。

カラーネット9の原型を展示しました2021年08月23日

カラーネットの原型の展示

日本初のトランジスターカラーテレビは、ソニーではなく、ゼネラルで作られた「カラーネット9」です。特殊なカラネトロン方式を採用した小型のテレビです。

前の東京オリンピックの1964年に発表されましたが、少数市販されただけで終わりました。これには:
 元々大型化が困難な方式であった。
 技術者が設計者が引き抜かれた。
 会社の経営状態が良くなかった。
など、様々な理由がありそうです。

というわけで現物は先ず出てこないので、原型となった白黒のトランジスターテレビを展示しました。カタログと比べてみると、裏蓋の部分を5cmほど引き延ばしていることがわかります。カラーCRTが90度偏向で長いからでしょう。

夏季公開期間に入ります2021年08月01日


7日(土)から17日(火)までの10日間、当館は夏季の連続公開期間に入ります。せっかくの夏休みですが、特に関東を中心に新型コロナの感染が深刻になっています。

本当は皆様に来ていただきたいのですが、GW期間に続いて、特に遠方からのご訪問を計画されている方は、状況が落ち着いてからお越しくださるようお願いせざるを得なくなりました。

県内の感染状況に応じて臨時閉館の可能性もあります。ご来館の際は事前にサイトでご確認ください。よろしくお願いします。

コロムビアRG-700を展示しました2021年07月25日

コロムビアRG-700

高い青空にせみ時雨、真夏の博物館はエアコンをかけてはいますが、そこは土蔵のメリットで少し涼しいです。

第2展示室に柳宗理の名作、コロムビアRG-700型卓上電蓄を展示しました。1952年とは思えない進んだデザインの電蓄は外観を変えずにRG-701型に代わって1957年頃まで販売されました。

この機種は第1回工業デザインコンクールの第一席に選ばれたもので、コンクールの協賛企業の課題に答える形でデザインされました。コンクール第一席の柳宗理の銘板が本体背面に、メーカのプレートがプレーヤ部に、それぞれ同じ大きさで付けられています。

このデザインを生かすためにシャーシの位置が高く、フォノモータの前に回り込むように配置されているので整備性にしわ寄せがきてしまっています。

電蓄を展示しました2021年07月24日

展示した電蓄

修理を続けていた電蓄を展示しました。組み立てると重くなるので、プレーヤとシャーシ、スピーカを先に運び込み、最後にキャビネットを運んで館内で組み立てました。

怪しげなドアスイッチをパスしたのは良かったのですが、おかげでプレーヤの照明が消えなくなりました。プレーヤのコンセントを電源スイッチを通るように直しておけばよかったのですが。展示しているときはふたを開けたままで、閉館時には元の電源を落としてしまうので、とりあえずこのままにします。

今度のはピックアップもOH済み、スピーカも少し新しめのナショナルの10インチを使いました。これでやっと42p-pの電蓄らしい迫力ある低音が出るようになりました。お客さんがいないときは収蔵庫から持ってきたSPレコードを大音量でかけて遊んでました。ご希望があればお聞かせします。