6球スーパーの修理(1)2021年01月04日

修理前の写真

寄贈品の6球スーパーを修理します。うまく直れば博物館で鳴らすラジオのスペアにしようと思います。
カシオペアというキャビネットメーカーの箱とシャーシを使ったもので、オールウェーブの箱に中波専用のラジオを組んでいるので、たぶんアマチュアが組み立てたものでしょう。

外観からチェックします。ツマミが1個ないので、同じものを探して取り付けます。キャビネットの傷と褪色がひどいので、WATCOのオイルを擦り込んで目立たなくします。突板が浮いているところがあるので、ボンドを入れてクランプで固定します。シャーシがさびているので真鍮ブラシでこすって落としておきます。

分解する前にわかる問題点は、アンテナの端子台が割れていることと、電源コード、ゴムブッシュの激しい劣化です。幸い、ダイヤルの糸が切れていないのと、断線が多いスピーカの出力トランスの一次側が生きていたのでひと安心です。このような手作りラジオはオリジナルをあまり気にしなくて良いのと、汎用の部品が使えるので部品を探すのは楽です。端子盤や電源コード、ゴムブッシュを準備しました。一通り点検したところで今日はここまでです。

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