博物館で鳴らしているラジオの修理(2)2021年01月01日

シャーシ裏

シャーシの裏を点検します。低周波のカップリング以外はほぼオリジナルでした。コンデンサはいかにも劣化していそうなのですが、各部の電圧や波形をチェックしてみても大きな不具合はなさそうです。長く使うのであれば、本当は全部交換したほうが良いのですが、ここはとりあえずそのままとします。ただ、ACの一次側に入っているノイズ防止用のYコンデンサはさすがにリークが増えると危険なので取り外しておきます。

まずはスイッチ付ボリュームを交換します。大型でロングシャフトの貴重な当時のパーツの新品を使います。シャフトが少し短いですが大丈夫でしょう。端子の向きが違いますが、配線は届きそうです。慎重に外して交換し、配線を確認して電源を入れたら・・・全く鳴りません。よく見たらIF段のカソードが浮いています。ピックアップに切替えた時にラジオが混入しないようにスイッチで浮かせているようですが、回路図を見てもなんとも理解できません。どう考えても1回路でピックアップとIFの切り替えをやるのは無理です。

夕方になって、煮詰まってきたので明日にします。
今日はすき焼きでビールです。頭が煮詰まるより鍋を煮たほうが良さそうです。

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